ど素人両親と小5長男の難関中学受験チャレンジ日記

中学受験をまったく経験したことのない両親と小5(2019年受験)の息子が、無謀にも難関中学を目指そうと決意してしまいました。…ですが、両親ともに中学受験のど素人のため、知識も経験も知り合いもまったくなしの状態です。なので、教育系や心理学系の書籍や論文などを読み解きながら、少しずつ教育方針を作ろうと試行錯誤。その軌跡(ログ)になります。

やり抜く力 GRIT(グリット)の中学受験への活かし方(1)

最近『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』を再読しました。この本に書かれている内容は、中学受験はもちろん、受験のその先にも極めて有用だと感じたので、これから何回かに分けて(個人的に)役立ちそうな箇所をメモしていきたいと思います。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

著者のアンジェラ・ダックワースは、「グリット(やり抜く力)」研究の第一人者です。
ハーバード→マッキンゼー→公立中学の先生→オックスフォード修士→ペンシルバニア博士、というピカピカな経歴の方で、現在はペンシルバニア大学の心理学部の教授をされているそうです。

本書の内容は、本人の研究だけでなく、さまざまな超一流の研究者の関連する研究も援用しながら書かれていますが、とても文章がわかりやすく、かなり読みやすいです。


今回は「PART1 グリット(やり抜く力)とは何か? なぜそれが重要なのか?」のメモをご紹介します。

どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには共通の特徴「情熱」と「粘り強さ」をあわせ持っていた。つまり「グリット(やり抜く力)」が強かったのだ。

才能があっても、やり抜く力が強いとは限らない

「成功する者と失敗する者を分けるのはなにか」というテーマについては、昔から多くの心理学者が研究をしてきたことがわかった。もっとも初期の研究者にフランシス・ゴルドンがいる。
(中略)
科学者、運動選手、音楽家、詩人、法律家など、多岐にわたる分野の著名人を選び、その生涯や人物像に迫る情報をできるかぎり収集した。ゴルドンは結論として、偉業を成し遂げた人物には3つの顕著な特徴があると述べた。すなわち、「稀有な才能」と、並外れた「熱意」と、「努力を継続する力」をあわせ持っていることだ。
(中略)
その本を読んだチャールズ・ダーウィンは、「人間の知的能力にたいした差はない、差があるのは熱意と努力だけだと考えている」と手紙を書いた。

「達成」を得るには「努力」が2回影響する。
1. 才能×努力=スキル
2. スキル×努力=達成

やり抜く力を強くする4ステップ
1. 興味
2. 練習
3. 目的
4. 希望


今回紹介したPART1では、簡単にまとめると

  • 才能があるだけでは達成(合格?)しない
  • 才能がなくてもグリット(やり抜く力)がある人のほうが達成する
  • グリットとは「情熱」と「粘り強さ」
  • グリットは強くできる

というようなことが書いてありました。

その他にも、グリットの強さ(グリット・スコア)を測る簡単なテストや、成功をおさめた人たちの子供時代のエピソードなど、ここに書き切れない内容がたくさん書いてありますので、より詳しく知りたい方は本書を読んでみてください。子育てするなら手元に置いておいて間違いない一冊だと思います。(個人的には、子育てというよりも自分のためにもなりました。。)

ということで、次回は「PART2 やり抜く力(グリット)を内側から伸ばす」について紹介する予定です。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける