ど素人両親と小5長男の難関中学受験チャレンジ日記

中学受験をまったく経験したことのない両親と小5(2019年受験)の息子が、無謀にも難関中学を目指そうと決意してしまいました。…ですが、両親ともに中学受験のど素人のため、知識も経験も知り合いもまったくなしの状態です。なので、教育系や心理学系の書籍や論文などを読み解きながら、少しずつ教育方針を作ろうと試行錯誤。その軌跡(ログ)になります。

損失回避傾向を中学受験に利用する

認知科学系の名著に『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 』という本があります。

 

この本は、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが書いたもので、人間の性質を理解するのにとても有用です。もちろん子どもへの対応にも応用できるため、時間がある方は読んでみてはいかがでしょうか。

 

たとえばこの本の中でプロスペクト理論というのが出て来ます。雑に要約すると「人は得をするときと損をするときで評価が異なる」という理論です。もっとかみ砕いていうと「人は得をするよりも、損をしたくない生き物だ」ともいえるでしょうか。

 

これをどうやって子育てに応用するかというと、たとえばご褒美のあげ方に適用できると思います。

 

たとえば「サピックスの毎回の小テストで100点をとったらテレビを30分見せてあげる」というご褒美ルールにしていたとします。

 

このルールを、損失回避傾向を利用して以下のようなルールに変更します。

 

  • 一週間分のご褒美の権利を先にあげてしまう(週9回小テストがあるので、9回分の権利を最初に渡します。紙とかでチケットみたいなのを作った方がより効果的かも)
  • そして、テストが終わるたびに確認し、100点じゃなかったらその権利を一つづつ返してもらう
  • 週末に権利行使

 

このようにルールを変更します。

 

そうすると、ご褒美の量は変わらないけれども、より本人にとって損失を多く感じるようになり(最初は9回もできるはずだったのに!)、100点以外を取りたくないという気持ちが高まります。

 

実際に我が家でもやってみていますが(ご褒美はテレビとかではありませんが)、いまのところ本当に劇的な効果をみせています(笑)

 

ご褒美効果が薄れてきているご家庭は、試してみてはいかがでしょうか?

 

 中学受験ははじめてのことで、かなり手探り状態です。
いつも不安でいっぱいなので、コメントなど大歓迎です。
お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

いま読んでいる本

プロスペクト理論以外にも目から鱗の有用な理論がたくさん載っています。